新崎姉妹の交換日記

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校正

🐧ナルミ記

 

最近、縁あって楽譜の校正をしています。

まっさらな楽譜に、アーティキュレーションや発想記号その他を加えていって、この作品ならこう演奏するのが適正(のはず)のスタンダード値を紙に記入していきます。

 

こういう音型ならこうでしょ、という暗黙の了解のようなものでも、いざきちんと伝達しようとすると結構難しい。

自分で記入したアーティキュレーションを見返して弾くと、初めに思い描いていた音と違ってしまうことも。

 

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速度にしても、moderatoか、agadioか、それとも…というのは、メトロノームの数字で判断でできるわけではありません。

 

普段は楽譜を読み解く側なので、こうやって読み手に伝える作業をしていると、過去の偉大な作曲家たちの偉業というか伝達されているメッセージ量の多さにびっくりします。尊いことである!