新崎姉妹の交換日記

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津波警報

🐧ナルミ記

 

今日は台湾で発生した地震に伴う津波警報が沖縄全域に出されて、かなり焦った午前中でした。

超長文ですが、SNSに投稿した今日の避難についての振り返りをコピー。

 

 

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今朝はたまたま海の隣のクリニックにいて、そろそろ名前が呼ばれるかなというときに津波警報アラームが一斉に鳴った。しばらくして院長が来て、とりあえず避難しましょうとの言葉をきっかけに、そこにいたみなさんが解散。

 

 

そんなに土地勘のある場所ではなかったので、地図を見つつ、海からなるべく離れたルートから、ここよりは高台だという大型商業施設をめざすことに。

 

カーラジオをつけると避難警告一色で、一気に心臓がわさわさしはじめて、ちいさな島国が海に沈む映像を思い浮かべてぞっとした。
家族と連絡を取り合い、わたし以外のみんなは安全な場所にいるということが分かり、自分に集中して避難をすることに。
→①ここで連絡をとりあうのははよかったのか?

 

 

その大型商業施設に向かう道のりはだいぶ混んでるように感じたし、もしかしたら普段からそうなのかもしれないし、土地勘がないのでわからないけれど、いややはり避難中の車に違いないと思った。だって外には歩いて避難している人は1人もいなかったから。

 

ラジオの情報によると、沖縄本島津波到達時刻はあと10分後にせまっていて(これはわたしの聞き違いで、実際にはまだあと45分ほどあった;) 、運転するのはあと5分だけと決めた。
→②運転の判断はどうすればよかったのか?

 

 

わたしはこの12年間、東北地方でさんざん勉強したはず!
津波から逃げるときは遠くよりも高く
○車での避難はとても危険

それから5分経っても車はほとんど進むことはなかったので(交差点だったしね)、道路沿いの駐車場に停めて、この辺で一番高い建物に登ることにした。そのときわたしはだいぶ焦っていたけれど、避難しているような人はなぜかまだ見当たらない。

 

高い建物といっても、沖縄のそれ。
駆け込んだ建物はなにかのオフィスで、事務所につながる電話で避難させてほしいと話すと、もごもごと人が出てきて、「テレビは無くて見てないからわからないけど…」「津波3メートルなら大丈夫なのでは…」とだいぶ困らせてしまっている様子だったので、向かいのちいさな二階建てのマックに行き場を変えることに。
どうかお気をつけてとお別れしたその人はだいぶ面食らった顔してたなあ。

 

いざマックに入ると、これまたとても平和な雰囲気で、さすがにさっきみたいな顔で見られるのを懸念して、レジの方に津波警報出てますけど…と言いたいのを飲みこんでコーヒーを注文。すぐに出てきたホットコーヒーを受け取って2階へ。
階段で出会った清掃スタッフさんにも、ここは津波大丈夫?と声をかけたけれど、警報のことさえ知らない様子で呑気な返事。
2階の店内も平和なカフェのそれで、みんなが読書とか勉強とかしていた。(ねえ、ここは泡瀬だよ)

 

 

外を見渡せる窓に向き合いながら、スマホで情報収集していて、ここでようやく、津波到達予想時刻まであと30分あることを知る。
最新の情報はどうなっているかと、店内に聞こえるように、すこし大きめの声で家族と電話をした。焦っているわたしを見て、スマホを触りだす人が増えた。
→③堂々と注意喚起できない自分のよわさ

 

 

自宅は内陸のわりと高台で、うまくいけばここから30分弱の距離。
東北からの学びを守るのならば、ここに留まっているか、15分ほどの移動で済む大型商業施設へ向かうのが良さそう。
でもうまくいくのであれば、自宅に帰りたい。
→④どっちが正解だったかな

 

 

外をみると、いよいよ徒歩で避難を開始している幼稚園児たちや、おとなたちが現れはじめたのを見て、ここから動くことを決意。
大型商業施設か、自宅か、と時計とにらめっこの末、自宅にロックオン、津波到達予想時刻の5分前にかけこみ帰宅。

 

 

そこからは安心してニュースを注視して、無事に警報解除されて安堵といった午前でした。

 

そもそも、はじめにテンパって誤った情報を認識して行動してしまったことを猛省しつつ、
①〜④は正しい行動だったのか、
これを機会に改めて考えてみたいやー